痛み誘発しない生活動作を紹介 新居浜で講座
「慢性の痛み」をテーマにした市民公開講座が28日、新居浜市一宮町2丁目の新居浜商工会議所であった。愛媛大学大学院医学系研究科整形外科学の尾形直則准教授(54)が痛みを長引かせない対処法や、痛みを誘発しないための生活動作について語った。知識を深めて健康的な生活を送ってほしいと、製薬会社ヤンセンファーマ(東京都)と愛媛新聞社が共催した。
市民ら約150人が出席。尾形准教授は腰に負担がかからない座り方や物の拾い方などを紹介。痛みが慢性化した場合は刺激に敏感になると説明し、2010年から使用可能になった鎮痛剤などを挙げ「整形外科はひと味違う道具を手に入れており、薬が効かなかったという人もまた受診してほしい」と呼び掛けた。